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■放射線ホルミシス効果とは
■アポロ計画での放射線調査
第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディが演説で「我々は月へ行くという選択をした。60年代が終わるまでに月へ行く。」で始まったアポロ計画で、人間が宇宙空間に滞在した場合、地上で受ける放射線量よりはるかに高レベルの放射線を浴びることになります。
その高レベル放射線が及ぼす人体への影響はどのようなものか。 NASAは事前調査の必要性に迫られました。
そこで、NASAが研究依頼したのが、ミズリー大学のトーマス・ドン・ラッキー博士(生科学教授)でした。
ここに、ラッキー博士が中心となり「高レベルの放射線が及ぼす生体への影響」の研究がスタートします。
ラッキー博士は、200本以上の対象論文と30年の歳月を掛けて調査し、1982年12月にアメリカ保健物理学会の「ヘルス・フィジクス・ジャーナル(Health
Physics journal)」誌にその結果を発表しました。
その内容は、常識を覆すもので、「高レベルの放射線は、人体に障害となる。
しかし、低レベルの放射線は免疫能を高める。」というものでした。
要は、原子力発電所での臨界事故のように、非常に短時間に高レベル放射線を被爆した場合、死に至る大惨事となります。 しかし、一定量までの低レベル放射線を時間を掛けて浴びた場合は、逆に非常に有益であるということです。
通常、時間を掛けてというのは、年間の被爆量とされています。
さて、この論文は、当時の常識を根底から揺さぶる画期的な論文だったのです。
しかし、現行は、国連科学委員会では「直線的しきい値なし仮説」が支持されています。
ラッキー博士が提唱したもの が、「放射線ホルミシス効果」と呼ばれる仮説です。
あるレベルの放射線をある一定の時間を掛けて浴びていると、人体にとって、
非常にプラスになる効果が見られる。
「あるレベルの放射線をある一定の時間」とは、年間100mSvと学会で発 表されています。 年間100mSvを超えると人体に悪影響を及ぼすようになり
ます。 この年間100mSvが、「しきい値」ということになります。 ただ、「年間100mSv」という数字も、学会が回を重ねるごとに、少しずつ、値が高くなる傾向があります。
弊社は、三朝温泉や玉川温泉の湯治の結果や世界中の色々な事象から勘案してみると、ホルミシス仮説を支持しております。
■日本のラジウム泉で奇跡が起こる理由
日本のラジウム泉で有名なのが、鳥取県・三朝温泉、 山梨県・増富温泉、福島県三春町の霊泉やわらぎの湯などです。
残念ながら、あの有名な秋田県・玉川温泉は、酸性-含二酸化炭素・鉄 (II)・アルミニウム-塩化物泉でPh1.2の強酸性泉です。
玉川温泉の土地環境自体がラジウムが充満していることと、岩盤浴との相乗効果により「奇跡の温泉」の名を獲得しています。
隠れたラジウム泉(現在の呼び名:放射能線・弱放射能泉)では、鳥取県・池田鉱泉、北海道・二股温泉
などが有名です。
三朝や玉川でなぜ、奇跡が起こるのか? 比較検討をした科学者がいらっしゃいました。
三朝と別府を比較して、その差異は、結局、ラジウム泉か、それ 以外の泉質かの違いという結論に到達しています。
奇跡の源泉はラジウム・ラドンだったのです。
実は、これが、ラドンによる「放射線ホルミシス効果」 だったのです。
■もっと、直線的しきい値なし仮説やホルミシス効果仮説については
よくいただくご質問について の
よくラジウムとかラドンとかは危なくないですか?
をご参照ください。
■放射能・放射線をより詳しく知るためのリンク集
こらちのページをご参照願います。
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